どうもてっちゃんです(^^)/
今日も野球の知識を学んでいきましょう!!
以前ピッチャーを守っている選手からこんな質問がありました!

甲子園にも出場、プロも経験しているてっちゃんさんに質問です!
投手コーチに
「お前はコントロールが悪いからセットポジションで投げろ!」
と言われたのですがあまり納得できていません
なぜセットポジションだとコントロールが良くなるのでしょうか?
またワインドアップだとコントロールが悪くなる原因などはあるのでしょうか?
同じピッチャーを守っている方の意見を聞きたいです、お願いします!

この質問に対する回答は
「たしかにワインドアップよりセットポジションのほうがコントロールが良くなる」です!
それはあくまでワインドアップとセットポジションの違いをわかっていない場合です!
違いを把握していれば対応はいくらでもできるのでワインドアップだとコントロールが乱れるなんてことはないでしょう(^^)/
この記事を読めばこれらのことを学べます!
・セットポジションのほうがコントロールがまとまると言われる理由
・セットポジションとワインドアップの違い
・セットポジション、ワインドアップそれぞれのメリット、デメリット
・ワインドアップでもコントロールを乱さないコツ
これらの記事の内容は僕が長年投手続けてきた経験をもとに書いています!
元プロが投球フォームを試行錯誤しながら見つけた答えです!
参考にして損することはありません(^^)/
ワインドアップはダイナミックでかっこいいですよね!!
僕も小さい頃は「かっこいい」という理由だけでワインドアップで投げてました(笑)
だとしたらかっこいいモーションを無くしたくないですよね!
そんな方々に向けての記事になっていますので是非最後まで読んでみてください!
では本題にいきましょう!!
ワインドアップとセットポジションの違い、特徴

まずは簡単にワインドアップとセットポジションについて簡単に説明していきましょう!
ちゃんとわかっている方は次項の
「なぜワインドアップだとコントロールに影響が出やすいのか」
から見ていただいても大丈夫です!
ワインドアップ
まずワインドアップとは何なのか
投球動作の初期に両手を頭部または後頭部まで上げること、いわゆる振りかぶる投球方法をワインドアップと言います。逆に振りかぶらないで投球するフォームをノーワインドアップと言います。
【スポランド】ノーワインドアップ|野球用語集 (homemate-research-baseball.com)
このようにワインドアップは二種類あります
・ワインドアップ(振りかぶる)
・ノーワインドアップ(振りかぶらない)
この記事内ではワインドアップとセットポジションの違いについて説明したいので統一してワインドアップとさせていただきます
メリット
勢いがつく
球威が上がりやすい
大きく見える
デメリット
勢いがつく分コントロールが難しい
バランスを崩しやすい
セットポジション
まずセットポジションとは何か
「セットポジション」とは、塁にランナーがいるときに用いられることが多く、軸足の反対側の足を投手板よりも前に置いてから投げる投球姿勢のことを意味します。
【スポランド】野球図鑑 (homemate-research-baseball.com)
セットポジションはランナーがいない時でも用いられることもあります
プロ野球選手は特に先発、中継ぎ、抑えと分業制なので中継ぎ、抑えの役割の選手は常にセットポジションで投げている選手が多いイメージです!
メリット
フォームから無駄な動きをなくせる
コントロールがまとまりやすい
速いリズムで投げられる
デメリット
勢いをつけにくい
テンポが一定になる
なぜワインドアップだとコントロールに影響が出やすいのか

ワインドアップとセットポジションにそれぞれメリット、デメリットがありましたね!
その中でも注目してもらいたいのがコントロールに影響が出やすいということ
その原因と考えられるのがこちらです
・ワインドアップの勢いでバランスを崩す
・しっかり立ててから投げられていない
・勢いに耐えられる体ではない
・流れで投げてしまっている
ワインドアップで投げてるあなたも1つでも当てはまるものがあるのではないでしょうか?
ただコントロールが乱れるからセットポジションに変えようというわけではありません!!
だってワインドアップはかっこいいですもんね(^^)
それにワインドアップにもメリットがありました!
原因を克服してコントロールさえ安定することができればワインドアップでも投げられるということ!
ワインドアップで投げやすい、投げたいという選手には好きな投げ方で投げてもらいたいので次項のコツを覚えて是非堂々とワインドアップで投げてください!!
ワインドアップでもコントロール安定させるコツ 3選

ワインドアップでコントロールを安定させつつメリットを活かせるようになりましょう!
そのために必要なコツを3つ選びました!
意外と意識しているようで見落としがちなこともあるので参考にしてください!
立ったときのバランスを良くする
ワインドアップアップでは勢いがつくためボールに力を伝えやすいです
しかしその分体のバランスを崩しやすいのがコントロールに影響を与えています
特にバランスを崩しやすいのが投球モーションでの足を上げた時です!
足を上げた時のバランスが悪くてコントロールが良くなることはまずありません!
なので勢いをつけながらもバランスよく立つことを意識してください!
これがワインドアップでもコントロールを良くする第一歩です!
特別な練習はいりません!
「ワインドアップで勢いをつけながら足を上げ真っすぐ立つ」を繰り返すだけでいいんです!
単純な練習かもしれませんが大事な練習です!
是非行ってみてください!
体幹を鍛える
体幹が強い=コントロールが良くなる
というのはご存じでしょうか!
それに体幹を鍛えればコントロール以外にも球速やスタミナにも繋がるんです!
鍛えた時のそれぞれの効果を見てみます
コントロール…体の軸がぶれない、リリースポイントが安定する、勢いに負けなくなる
球速…投球フォームで溜めた力をリリースポイントに集約できる
スタミナ…投げ続けると疲れてくるが体の中で強い部分が増えれば疲労を分散できる
こんなにも効果があるのに体幹を鍛えないわけにはいきませんね!!
体幹を鍛えつつコントロールアップに加え球速やスタミナも向上させましょう!
しっかり間を作る
ワインドアップは勢いがつくぶん流れで投げがちです
流れで投げてしまうと自分の思っている以上にリリースポイントがばらついてしまったりバランスを崩す原因にもなります
その対策としてフォームに勢いをつけながらも「間を作る」です
この「間(ま)」というのは感覚が人それぞれあり説明が難しいところでもあります
足を上げてから停止するのではなくワンテンポ、一呼吸おいて投げるなど表現は様々ですが絶対にこれだ!と思うタイミングが出てくるはずです!
中には2段モーションで自分の間を作る選手もいるので練習の中で色々試してタイミングを探していきましょう!
ワインドアップでも投げたい投手へ まとめ

今回の記事を読んでセットポジション、ワインドアップそれぞれに対する考えが変わったでしょう!
僕はずっとワインドアップ派でした!
自分の間が作りやすいのと勢いがつけやすかったからですね!
ただこの記事で説明したことを意識していたのでコントロールが乱れることはありませんでした!
では今回の記事をまとめていきましょう!
【ワインドアップはコントロールが悪くなるのか?】
ワインドアップとセットポジション違い
ワインドアップ…勢いがつくがコントロールを乱しやすい
セットポジション…コントロールは安定するが勢いがつけにく
ワインドアップでコントロールに影響が出る理由
・ワインドアップの勢いでバランスを崩す
・しっかり立ててから投げられていない
・勢いに耐えられる体ではない
・流れで投げてしまっている
ワインドアップでもコントロールを安定させるコツ3選
・立った時のバランスを良くする
立った時のバランスが崩れればコントロールも乱れるので勢いをつけて足を上げてもバランス良くまっすぐ立つことを意識すること
・体幹を鍛える
体幹を鍛えればコントロールはもちろん、球速やスタミナ向上にも繋がる
体のブレがなくなりリリースポイントが安定するのでコントロールが良くなる
・しっかり間を作る
勢いのまま流れで投げると気づかないうちに前に上体が流れている
足を上げてからワンテンポ、一呼吸おいて投げると間が作れるようになる
中には2段モーションで間を作る投手もいる
今回も投手としての知識を一つ増やすことができましたね(^^)
このブログでは僕が投手出身ということもあり、特に投手が成長するための記事が多いです!
中でも人気の記事を3つほど載せておきますので気になる方は読んでみてください!!
これからもあなたが素晴らしい投手になるためのサポートをしていきます!
以上、てっちゃんからでした(^^)/
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